iOS 17は何が進化する？！
“Apple社は2023年6月6日に「iOS 17」を発表しました。iOS 17は最新のiPhone14シリーズから4世代前のiPhoneXS/XSMax/iPhoneXRまでのモデルに対応し、iPhoneSEは第二世代モデル以降をサポートします。今回はiOS 17についてまとめてみましょう。
【iPhone8、iPhone8Plus、iPhoneXのモデルはサポート外に】
iOS16対応機種の中で、2017年に発売されたiPhone8、iPhone8Plus、iPhoneXの3モデルに関してはiOS 17のサポートから外れることになりました。iOS 17の提供予定機種は以下の通りです。
・iPhone 14
・iPhone 14 Plus
・iPhone 14 Pro
・iPhone 14 Pro Max
・iPhone 13
・iPhone 13 mini
・iPhone 13 Pro
・iPhone 13 Pro Max
・iPhone 12
・iPhone 12 mini
・iPhone 12 Pro
・iPhone 12 Pro Max
・iPhone 11
・iPhone 11 Pro
・iPhone 11 Pro Max
・iPhone Xs
・iPhone Xs Max
・iPhone XR
・iPhone SE（第2世代）
・iPhone SE（第3世代）
【iOS 17は電話アプリが進化！】
iOS 17では電話アプリに2つの大きな変更が施されます。それぞれまとめてみましょう。
＜連絡先ポスター（Contact Poster）＞
1つ目の変更点は「連絡先ポスター（Contact Poster）」です。これは電話をかけた相手に表示される画面の内容を設定できるというものです。iOS 16で追加されたロック画面の編集と同様、連絡先ポスターでは被写体の後ろに文字を配置することも可能です。また中国語と日本語では縦組みもサポートします。連絡先ポスターは「連絡先」アプリの一要素となるので、着信時だけではなく連絡先アプリの詳細ページなどでも確認できます。
＜Live Voicemail＞
Live Voicemailは電話に出られない時に活躍する機能になります。相手にしゃべってもらうと、その内容がリアルタイムで文字起こしされることで、今すぐ相手と話し始める内容かどうかを判断できます。通話アプリで「不明な発信者を消音」を「オン」にしている場合には、着信音は鳴らずそのままLive Voicemailに以降する仕様となっています。またスパムとして認識された番号の場合には、Live Voicemailに飛ばされずに着信拒否となります。
このLive VoicemailはGoogleのPixelシリーズに搭載されている「通話スクリーニング」と同じようにスマホ端末内で音声を処理して文字起こしをする仕組みです。ただし公式サイトによるとアップデート直後は英語でのみの利用が可能となっています。
【AirDropに新しい使い道を用意！】
iOS 17ではiPhoneの人気機能である「Air Drop」にも新しい使い道が用意されています。この機能は「NameDrop」と言い、自分のiPhoneを他の人のiPhoneやAppleWatchにかざすことで、共有したい自分の電話番号、メールアドレスなｂどを相手に送ることができるのです。つまり「連絡先交換」の機能が搭載されています。連絡先など情報を共有時には「連絡先ポスター」が全面に表示されます。
またiOS 17では従来のAirDropのメニューから転送先を選んで転送する仕組みだったのが、それに加えてiPhone同士を近づけるとAirDropでの転送が始められるようになっています。転送中にＷｉ-ＦｉやＢｌｕｅｔｏｏｔｈなどの範囲外になったり、接続が切れたりしてしまった場合には、iPhoneが自動的に切断を検知してiCloud経由で続きからデータを送ることができます。”