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ハイスペックスマートフォンと従来のものにはどれほどの差がある?

“スマートフォンの中には、「ハイスペックスマートフォン」として分類されているものもありますが、これは他のスマートフォンよりも高性能であるという評判によって付けられているだけです。そのため、ハイスペックスマートフォンと従来のスマートフォンを比較すると、あまり差がないケースがあるのも事実です。
そもそもハイスペックスマートフォンとは、「ハイエンドモデル」に相当するスマートフォンに使われているだけなので、ハイエンドモデルの中では性能が平凡なものであっても、ハイスペックスマートフォンと勘違いされることがよくあります。
具体的な差を確認してみましょう。ハイスペックスマートフォンと呼ばれるものでは、SHARP AQUOS R5G、ミドルレンジモデルではSHARP AQUOS sense5Gが有名なので、この2つを比べることで、どのような差があるのかを確認することが可能です。
そもそもハイスペックスマートフォンの多くは、「10万円前後で売られている」ため、ミドルレンジモデルのような「3万円前後で売られている」モデルではありません。つまり、ハイスペックスマートフォンを購入する際は、高額のスマートフォンを購入しないといけない短所があるのです。
具体的には、SHARP AQUOS R5Gのようなハイスペックスマートフォンであれば、約11万1000円となり、SHARP AQUOS sense5Gのようなミドルレンジモデルであれば、約3万9000円の支払いを要求されます。
これほどの価格差があるので、ハイスペックスマートフォンは極端に性能がよい・・・と勘違いされることが多いです。こちらについても比較してみると、ハイスペックスマートフォンのSHARP AQUOS R5GはSnapdragon 865で最大2.8GHzの処理性能、対してSHARP AQUOS sense5Gは、ミドルレンジモデルなのですがSnapdragon 690で最大2.0GHzの処理性能を有するのです。どちらも処理性能の数値だけを確認すると高いため、最新ゲームをプレイするなど、負荷の高いスマートフォンの使用を予定している人でなければ、SHARP AQUOS sense5Gでも満足できるでしょう。
しかしSHARP AQUOS R5GはRAM 12GB、ROM 256GBと、SHARP AQUOS sense5Gの倍以上の性能があり、ディスプレイについてもSHARP AQUOS R5Gであれば、6.5インチの解像度が3168×1440という世界最高峰のグラフィック性能を手にすることができます。対してSHARP AQUOS sense5Gは、ディスプレイが5.8インチの解像度が2280×1080となりますので、ハイスペックスマートフォンには遠く及ばない性能となります。
このように細々と比較すると、SHARP AQUOS sense5Gよりもハイスペックスマートフォンのほうが優れる・・・のですが、「バッテリー容量には大した差がない」ことも知っておきましょう。
SHARP AQUOS R5Gは3730mAh、SHARP AQUOS sense5Gは4570mAhのバッテリー容量となるため、すべての面でハイスペックスマートフォンは勝っているわけではありません。機能の補足となりますが、「防水防塵はハイスペックスマートフォン、ミドルレンジモデルでは両方とも採用されている」ことが多いため、処理性能、グラフィック性能以外では大きな差がないケースも少なくありません。”